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7.旦那様(ニセ)とのなれそめを思い出す嫁(ニセ)。 その1

ผู้เขียน: さぶれ
last update ปรับปรุงล่าสุด: 2025-06-12 21:24:24
 私の方が着替えに時間がかかるので一矢がお風呂から先に上がってしまった。今度は一矢の方が寝室で待ってくれることになった。

 結果今日も三成家の屋敷にお泊りになってしまったので、時間をかけて念入りに身体を洗った。

 もしも、万が一、なにかとんでもない間違いが起こっては困るから――考えるだけで、顔から火が出そう。恥ずかしい。

 一応、ニセとはいえ、男女がひとつ屋根の下(かなり広いけれど)で一緒に、同じベッドで眠るんだよ。なにかあるかもしれない…!

 でも一矢はモテるし、私に手を出すほど女性関係に困っていないから、なにもないか。考えすぎよね。くすん。

 明日からグリーンバンブーのキッチン業務も再開するし、束の間、一矢と楽しくお喋りして、契約ニセ嫁をしっかり演じ切って、ほとぼりが冷めたら一矢と別れて、誰か私だけを愛してくれる一般庶民の殿方を探そう。お金持ちじゃない人がいいな。

 着替えの籠に手を伸ばした。オレンジや黄色のパステルカラーで花柄のパジャマがその中に入っていた。多分用意してくれたのは中松だろう。私が好のむ柄を彼はよくわかっている。あの男は完璧執事だから。

 新品で洗い立てのパジャマに袖を通し、大きな鏡に自分の姿を映し見た。ほんのり上気した頬に、洗い立ての髪の毛。少しアレンジをして長い髪をアップにして、後れ毛を出した。

 一矢に少しでもかわいく思われたい。

 あっ。今からメイクするのもおかしいかな?

 どうなんだろう。

 淑女のたしなみ…誰か教えてくれませんか。

 ネットで検索してみようと思ったけれど、スマートフォンは中松に預けているので無理だった。

 気合を入れすぎて、どうこうなるのを期待していると思われても困るので、ボディークリームだけを塗って、化粧はせずに寝室へ向かった。

 ドキドキする。あああ、どうしよう。心臓が…破裂しそう…!

 エッチなんかしないよね? 大丈夫だよね?

 昨日、なぜか一矢にキスされちゃったけど、その後手は出されなくて平気で私の横ですやすや眠っていたし、貧相な私なんかじゃ欲情しないってことよね?

 一矢。昨日のキス、私のファースト・キスだったんだよ。

 黙ってキスしちゃうなんて…。初めてはもっと、あなたとゆっくりい雰囲気でしたかったのに。

勝手に奪われてしまったけれど、初めての相手が一矢だと嬉しく
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